株式会社アイ・ロボティクスは2025年12月22日、Team ArduPilot Japan(TAP-J)有志と、熊など野生動物の出没対策を検知から可視化まで一元化する「熊対策トータルソリューション」構想を共同で示しました。対策を6レイヤー(出没検知、ドローン巡回、接近・追跡、非致死の撃退、住民周知、出没予測を含む可視化)で統合し、現場運用に使える「熊デジタルツイン」の実現を目指します。背景には、全国で熊が人里に現れる事例が増え、巡回や目視中心の監視では対応負担が高まっていることがあります。TAP-Jは無人機制御ソフト「ArduPilot」を基盤にした自律飛行ドローンの開発・検証を進めてきた技術者集団で、広域・夜間・悪条件下も想定した運用ノウハウを持つといいます。今後は自治体や専門家、猟友会、林業関係者との勉強会を開き要件を整理し、2026年度上期に協力自治体選定と実証計画策定、同年度下期に準備、2026年秋に統合テスト、2027年シーズンの実証運用開始を予定しています。アイ・ロボティクスは事務調整窓口として連携調整や実証計画のとりまとめを担う方針です。

source: PR TIMES

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