SRA OSS(東京都豊島区)は12月22日、PostgreSQL 16をベースにセキュリティと運用機能を拡張したデータベース「PowerGres Plus V16」の販売・出荷を開始しました。製品価格は9万4,600円(税抜8万6,000円)で、初年度のサポート契約が必須です。サポートはビジネスタイム29万1,500円、24時間365日のプレミアム52万8,000円(いずれも税抜)を用意します。
新機能として、保存データやバックアップ、ログをAESで暗号化するTDE(透過的データ暗号化)を基盤に、(1)pgAuditによる操作履歴の自動記録など監査機能、(2)pgvectorとpgvectorscale(Linux版のみ)による類似・意味検索などAI/機械学習連携、(3)ブラウザで初期設定からバックアップ、レプリケーション管理まで行えるWeb管理ツールを搭載しました。TDEはAES-NI命令の活用で性能劣化を抑えるとしています。
背景として、PowerGresは2003年の発売以来、累計1万8,000ライセンス以上を出荷しており、PlusはPostgreSQL標準では不足しがちなセキュリティ機能を補完する位置付けです。今後は暗号化・監査を前提に、ベクトル検索対応を求めるAIアプリ開発や内部統制用途での採用拡大が焦点になりそうです。
【商品情報】
PowerGres Plus V16(Linux/Windows)販売・出荷開始日:2025年12月22日
製品詳細:https://powergres.sraoss.co.jp/product/plus/
source: PR TIMES
