日本蓄電池(東京都千代田区)は、宮城県柴田郡に建設する系統用蓄電施設「NC柴田郡川崎町今宿蓄電所」で、蓄電池の設置を12月10日に開始した。施工は鈴木電機(栃木県那須塩原市)が担う。主用途は需給調整市場、JEPX(日本卸電力取引所)での取引、容量市場への対応に加え、再生可能エネルギーの出力平準化だという。再エネ導入が進む一方、発電量が天候で変動しやすく、電力の安定供給に必要な「調整力」(需給のズレを埋める能力)の確保が課題となっている。同社は用地選定から電力会社との調整、必要手続き、機器選定、建設まで一貫して進めるとしており、今後は運用段階で市場取引や系統安定化への寄与がどこまで拡大するかが焦点になる。
【施設情報】
施設名:NC柴田郡川崎町今宿蓄電所
所在地:宮城県柴田郡
施工会社:鈴木電機株式会社
設置開始日:12月10日
主用途:需給調整市場・JEPX・容量市場対応、再エネ出力平準化
source: PR TIMES
