インパクト・キャピタル(東京都渋谷区)が運営するインパクト・キャピタル1号投資事業有限責任組合は、初年度にあたる2025年9月期の「インパクト・レポート」を公開しました。投資先と取り組むインパクト測定・マネジメント(IMM)を含め、方針やKPI実績などを体系的にまとめています。

レポートは、ファンド概要、7つのインパクト投資方針、目指すインパクトの考え方、投資先への伴走支援方針、ガバナンス、インパクトKPIと実績、エコシステム構築への貢献を記載しています。IMMは事業が人や地球に与える正負の影響を特定し、負の低減と正の最大化を図る反復プロセスです。

また同社は、Impact Frontiersが2024年4月に公表した「インパクトパフォーマンス報告規範(プライベートマーケット投資家向け)」を導入する「Founding Adopter(初期導入企業)」に参加しました。レポートも同規範を参考に構成し、国際的な基準に照らした情報開示の充実を狙います。

同ファンドは2024年5月に未上場企業向けのインパクト投資を目的に組成し、「人のWell-Being」を軸に経済的リターンと社会的リターンの両立を目指しています。今後は投資先に加え、機関投資家や行政、アカデミアなどとの連携を広げ、測定可能な成果の開示と運用高度化が焦点になりそうです。

【レポート情報】

インパクト・レポート2025

https://impactcapital.jp

source: PR TIMES

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