FRONTEOと日本新薬は2025年12月23日、AI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory（DDAIF）」を用いた創薬標的探索の共創プロジェクトを開始しました。対象は難病・希少疾患で、AIの仮説生成と製薬側の研究知見を組み合わせ、First in Class（同作用機序で初の薬）の創出を狙います。背景には、疾患の多様化・複雑化で標的分子の探索が難しくなっていることに加え、細胞・動物実験などの生物学的検証とAI解析の間にある手法面の隔たりが研究スピードと成功確率の向上を妨げている点があります。DDAIFは自然言語処理AI「KIBIT」を基盤に、疾患関連遺伝子ネットワーク解析や標的候補の仮説構築を支援するとし、核酸医薬など従来薬で届きにくい標的への展開も視野に入れます。今後は、AIで得た仮説を研究開発プロセスにどう接続し検証効率を高めるかが、成果創出の焦点になりそうです。
【商品情報】
Drug Discovery AI Factory（DDAIF） https://lifescience.fronteo.com/products/drug-discovery-ai-factory/
source: PR TIMES