TOPPANは、国産の多言語翻訳LLMを使った次世代の自動同時通訳システムを、熊本城ミュージアム「わくわく座」(熊本市中央区)で2025年11月23日~12月22日に実証しました。上演「熊本城VRガイド」のセリフやナレーションを英語・中国語(繁体字)・韓国語の3言語に自動翻訳し、2階「ものがたり御殿」の字幕スクリーンへ同時表示しました。LLM(大量の文章を学習したAI)を翻訳向けに軽量化した小型LLMを用い、ノートPCのみのスタンドアローン環境でインターネット接続なしに動作させた点が特徴です。アンケートでは翻訳精度への評価が高く理解度・体験価値の向上に寄与した一方、言語や発話速度によって字幕が追従しきれない場面が課題として確認されました。評価が高かったため、同館では2026年2月27日まで稼働を継続し追加検証します。TOPPANは実証結果を踏まえ、2026年度中の実用化と、関連受注を含め2028年までに約20億円の売上を目標に展開を広げる方針です。

【商品情報】

LiveTra® https://solution.toppan.co.jp/newnormal/service/livetra.html

source: PR TIMES

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