奨学金情報サイト「ガクシー」を運営するガクシーは、高校生・大学生・保護者5,577人を対象にしたネット調査で、奨学金や進学支援の情報に出会えているかが進学行動を左右する傾向を示した。会員大学生の奨学金取得率は76%だった一方、非会員は30%にとどまり、非会員の53%が「奨学金を検討していない」と答えた。調査は2025年9月20〜30日に実施。内訳は会員2,354人、非会員3,223人。会員保護者では奨学金の取得(予定)が82%で、家庭の教育設計に組み込まれている実態が見える。高校生でも会員は94%が奨学金を前提に進路を検討し、非会員は「未定・不明」27%と「検討していない」24%が合計で過半を占めた。進学費用の工面では、会員保護者の教育ローン利用が23.1%で、奨学金支給が学費支払い後になる「つなぎ」として使う声があった。今後は、支援情報を必要な層へ届かせ、意思決定を後押しする仕組みづくりが課題となりそうだ。
source: PR TIMES
