国立映画アーカイブは、歴史映像配信サイト「フィルムは記録する―国立映画アーカイブ歴史映像ポータル―」で、1927〜1944年に撮影・製作された日本の文化・記録映画30作品（全て無声）を2025年12月26日16時に新規公開します。公開済み284作品に加わり、計314作品になります。
同サイトは2023年3月31日に開設され、劇映画ではない実写作品を中心に、従来は上映や放送、パッケージ化の機会が限られてきた映像を全編視聴できる形で提供しています。国立映画アーカイブの所蔵フィルムは約9万本で、文化・記録映画やニュース映画は日本映画だけで約5万本にのぼります。
今回の追加分は、満洲国に関わる場面や災害・事故、新聞製作、製鉄、捕鯨、硬質陶磁器製造など産業記録、動員労働者向けとみられる教材映画まで幅広く、歴史の出来事と当時の暮らしを具体的にたどれる構成です。今後は収蔵映像の公開拡大により、近現代の社会像を共有する基盤としての利用が広がりそうです。
【サイト情報】
フィルムは記録する―国立映画アーカイブ歴史映像ポータル―
2025年12月26日（金）16:00 新規30作品公開
source: PR TIMES