しろくま電力(東京都港区)は2025年度の賃金改定で、12月支給分から社員の平均賃金を7.0%引き上げました。2025年度売上は前年比138%(2026年1月末時点見込み)としており、成長分を人材投資に回した形です。賃上げ率は2023年度7.0%、2024年度7.4%、2025年度7.0%と3年連続で高水準です。

売上の伸長は系統用蓄電池事業がけん引しました。系統用蓄電池は電力網(系統)の需給バランスを調整する大型電池で、再エネ導入拡大に伴い需要が増えています。社員数は2025年11月時点で約300人(派遣・業務委託・アルバイト等を含む)まで増え、多様な専門人材の採用を進めています。

組織運営では、ニックネーム制やフラットな体制、社員同士が経費申請を承認する「だれぺい」、独自のコミュニケーションルール「9RRULE」などを導入しました。今後は、人材確保と組織拡大を進めつつ、蓄電池を中心とした事業の拡大が賃金水準や競争力にどう結び付くかが焦点になりそうです。

source: PR TIMES

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