山梨県富士吉田市で、布(テキスタイル)をテーマに織物産業と現代アートを結ぶ芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2025」が12月14日に閉幕し、延べ来場者数は過去最多の55,000人(速報値)となりました。会期は11月22日〜12月14日で、市内の複数会場を舞台に展開しました。参加は世界9地域から32組で、前回比で出展作品数が倍増したことが集客を押し上げた要因の一つとされています。無料で鑑賞できるエリアも多く、富士山観光で訪れた外国人の鑑賞も見られました。工場跡や空き店舗などを会場に活用し、地域の記憶の可視化や住民との接点づくりも狙いました。織物業者とクリエイターの共同制作「KYODO PROJECT」などを含む枠組み「FUJIMICHI ARTS」では、企業・バイヤーの視察も行われ、産業面での波及が注目されます。今後は、産地の認知拡大と観光の質的向上、織物産業の取引機会創出につながるかが焦点です。
【展示情報】
鈴木マサル《Everyday Patterns,Festive Colors》会期延長 2026年5月29日まで
会場 山梨中央銀行 吉田支店
住所 富士吉田市下吉田2丁目6-9
公式サイト https://fujitextileweek.com
source: PR TIMES
