くじらリアルエステートテック(大阪市西区)は2025年12月23日、オートロック未設置のエレベーター付き築古マンションを対象に、スマホアプリ(またはICカード)と既存エレベーター制御を連携させる防犯システム「ハイブリッド・オートロック」の開発開始を明らかにし、2026年中の提供開始を目指します。各住戸への配線工事を避け、共用部側の更新中心で「実質的なオートロック環境」を狙います。
背景には、従来の後付けオートロックが全戸配線やエントランス自動ドア化などで数千万円規模になり得る点があります。新構想は建物全体のフル改修ではなく、侵入経路になりやすいエレベーターと階段の入口に絞って対策します。具体的には、居住者がアプリでエレベーターを呼び出して居住階へ移動し、来訪者も居住者がアプリ操作して1階へ迎えに行く運用を想定。加えて必要に応じて1階階段前にゲートを設け、導線を限定します。
今後は大阪市内の協力物件で実証実験を行い、結果を踏まえて製品仕様と提供時期を確定するとしています。
【商品情報】
くじらハイブリッド・オートロック https://kujira-realestatetech.co.jp/hybrid-auto-lock/
くじらエレベーターコントローラー https://elevator-controller.kujira-realestatetech.co.jp/
くじらスマートインターホン https://smart-interphone.kujira-realestatetech.co.jp/
source: PR TIMES
