タカラスタンダードは、ChillStackの不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」を導入し、交通費の往復・片道申請の重複など不適切申請の検知精度をAIで高めた。対象は約4,000人規模の経費申請で、承認後に経理部門へ集中していた事後チェックの負荷軽減と内部統制の強化を狙う。背景には、2021年に経費精算クラウド化と承認フローを多段階から上長による1段階へ見直したことで事前確認は省力化した一方、事後確認が増えた構造的課題があった。さらにコロナ禍収束で出張が増え、申請件数が年々拡大し人的チェックの限界が見え始めていたという。導入後は、勘定科目別・社員別に金額や頻度を比較する「異常モデル分析」で兆候を早期把握し、領収書添付漏れなど運用課題の可視化を通じてルールやシステム改善にもつなげている。今後はAI検知の定着が進むほど、抑止効果とガバナンス高度化が広がる見通しです。

【導入事例情報】

https://expense.stena.chillstack.com/1229

source: PR TIMES

Share.