トビラシステムズの11月調査(11月1〜30日)で、新規登録された迷惑電話番号は国際電話が61.2%と横ばいの一方、携帯電話番号は21.4%となり悪用の高止まりが続きました。詐欺SMSは宅配業者になりすます手口が減り、「Apple」などその他の手口が51.0%まで急増しています。
電話では「+1」「+979」などから警察官を装う「ニセ警察詐欺」が目立ち、通信事業者を名乗って「2時間以内に停止する」と告げる自動音声や、クレジットカード会社・日本郵便をかたる不審電話も確認されました。国際プレミアムレート(通常より通話料が高い仕組み)を悪用する例もあるといいます。
SMSでは「docomo」かたりが多発し、金融・決済を装う割合は34.4%(前月比17.9%減)でした。加えて、未払い料金や罰金を名目にした偽SMSのリンクからPayPayの送金画面へ自動遷移させ、送金操作を促す「PayPay送金詐欺」が11月初旬以降、12月下旬まで継続的に確認されています。今後も同種手口の長期化が見込まれ、SMSのURLを開かず公式アプリ等で確認する習慣が重要です。
【関連情報】
詐欺SMSモニター https://smon.tobila.com/
解説動画(YouTube)https://www.youtube.com/shorts/MrsA2JiE3TQ
source: PR TIMES
