フリーランス協会が独立系フリーランス・パラレルキャリア計1181人を対象に行った調査で、現在の社会保険制度に「不安」を感じる人は68.2%だった一方、「安心」は6.7%にとどまりました。調査は2025年9月1~30日にオンラインで実施されました。

不安の背景として、会社員と比べて保険料が全額自己負担になりやすい一方、雇用保険(失業時の給付など)に入れず、育児・介護休業や職業訓練といった安全網から外れやすい点が挙げられます。制度格差のうち、健康保険、育児・介護休業、教育訓練、遺族・障害年金の違いは、独立前に知らなかった人が多いといいます。

一方で、自己負担でも会社員同等の保障を得られる雇用保険への加入を望む人は6割、健保組合と厚生年金への加入を望む人も6割でした。改革案では「働き方を問わず所得に応じて保険料を負担する」案に賛成70.2%です。今後、保険料上昇が続く中、負担と給付の設計を巡る議論が一段と強まる見通しです。

【調査資料】

「フリーランスの社会保険に関する意識調査2025」PDF

https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2025/12/freelance-social-insurance-survey2025.pdf

source: PR TIMES

Share.