三菱HCキャピタルグループとエコスタイルは、再生可能エネルギー分野で包括連携し、グループ会社MHCリニューアブルネットワークスとエコスタイルが共同出資するSPC(特別目的会社)を設立しました。低圧太陽光発電所(出力50.0kW未満)を対象に、約600基・約30MWの取得を目標に掲げ、事業開始日は2025年9月11日です。発電所取得主体は合同会社アールエコパワーで、運用・保守(O&M)はエコスタイルが担います。背景には、2012年開始のFIT(固定価格買取制度)の適用期間満了を見据え、発電資産をまとめて効率運営する需要が高まっていることがあります。取得後はFIP(市場連動型の支援制度)への転換やコーポレートPPA(企業が電力を長期購入する契約)への切り替え、設備更新(リパワリング)を検討します。資源エネルギー庁が2025年4月に創設する「長期安定適格太陽光発電事業者」制度も追い風となり、分散資産の集約が進む可能性があります。今後は取得ペースと制度移行の実行力が、安定電源の拡大と脱炭素効果を左右しそうです。

source: PR TIMES

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