ソケッツは2020〜2025年にテレビ放送された国内アニメ1,378タイトル(シーズン単位)を対象に、独自DB「MSDB」と感性AI、BERTopic(文章から話題を自動抽出する手法)で市場構造を分析し、作品の供給を支える柱が「レベルアップ体験型ファンタジー・アクションIP」と、継続視聴を担う「ファミリー・常設日常枠」に二極化していると示しました。前者は配信でのラインナップ需要に応えやすく、後者は市場の安定性を下支えする位置づけです。
また従来のジャンル分類では捉えにくい「体験価値」を軸に12タイプ(T1〜T12)へ整理し、2023年以降は「キャラクター主導・感情没入型エンタメ(T1)」が最も拡大しているとしました。ほかに音楽IP連動(T4)やルール理解型・ゲーム連動(T6)など、視聴後行動や参加性と結びつく領域も明確化しています。今後は「形式」より「どんな体験を得たいか」という文脈が、IP設計や展開判断の軸になる可能性があると分析しています。
【レポート情報】
テレビアニメはどこへ向かうのか – IPデータテックによる市場分析 –
https://www.sockets.co.jp/kansei/kansei_report10.html
source: PR TIMES
