IDCフロンティアは12月24日、親会社ソフトバンクとの吸収分割を決め、2026年4月1日に効力を発生させます。IDCフロンティアのデータセンター事業とクラウド・ネットワーク関連の顧客契約をソフトバンクへ移し、逆にソフトバンクの「ホワイトクラウド ASPIRE」と「ホワイトクラウド デスクトップサービス スタンダード」をIDCフロンティアが引き継ぎます。対象部門の売上高は、データセンター側が165億52百万円(2025年3月期、ソフトバンク向け除く)、クラウド側が36億19百万円(同)です。

背景には、AI進化でデータ処理と電力需要が増える中、ソフトバンクが次世代社会インフラの内製力を高める狙いがあります。分割はソフトバンク側が簡易分割、IDCフロンティア側が略式分割となり、株主総会は開きません。IDCフロンティアの資本金は増減せず、社名や所在地なども変わらないとしています。今後は、AIデータセンターの開発・運用体制の一本化と、クラウドサービスの強化で競争力向上が焦点になります。

【サービス情報】

ホワイトクラウド ASPIRE

ホワイトクラウド デスクトップサービス スタンダード

source: PR TIMES

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