リジェネソーム(東京都港区)は2025年12月26日、東京科学大学(東京都千代田区)との共同研究成果として、日本酒(清酒)由来成分を用いた「免疫細胞活性化剤および免疫細胞の活性化方法」に関する特許を共同出願したと明らかにしました。対象は免疫細胞のうちB細胞・T細胞で、日本酒由来ナノ粒子が活性化に関与する新たな機能を確認したとしています。ナノ粒子はフィルターなどで精製可能で、酵母や麹菌由来の糖・タンパク質の集合体などを含み、粒径は1〜500nmの範囲としています。評価にはFCM(フローサイトメトリー、細胞をレーザーで測定し性質を解析する手法)を用いたと説明しました。伝統的発酵プロセスで生じる素材の機能をナノバイオの観点で捉え直し、免疫制御素材としての応用を見込む一方、現時点では特許出願段階で、製品化時期などは示していません。今後はヘルスケアプロダクト開発や清酒産業との連携による地域資源の高付加価値化を進める方針です。
【企業情報】
リジェネソーム https://regenesome.com/
スペースシードホールディングス https://ss-hd.co.jp/
source: PR TIMES
