東京大学・会津大学発のスタートアップAisometry(東京都文京区)は12月26日、全国47都道府県のクマ出没情報を地図とログで確認できるダッシュボード「FASTBEAR」を公開しました。自治体の公式発表とニュースをAIで自動収集し、更新を反映します。
背景には、環境省の速報値で令和7年度のクマによる人的被害が230人、死亡13人、4〜10月の出没が3.6万件超、捕獲が9867頭と過去最多水準にあることがあります。出没情報が自治体サイトや報道に分散し表記も不統一なため、真偽確認や初動判断の負担が増える課題が指摘されてきました。
同社は過去10年分のクマ・イノシシなど「数万件規模」の出没データも保有し、通知機能(メール・LINEなど)や収集範囲拡大を進める方針です。市街地侵入を早期検知するクマ検出AIカメラ「SENTINEL」も開発中で、画像付きの一次情報をFASTBEARへ統合する構想です。今後は関係機関とフィールド実験を行い、実運用に向けた改善と分析基盤の整備を進めます。
【商品情報】
FASTBEAR https://fastbear.aisometry.com/
source: PR TIMES
