全国の自治体が運営する500床以上の病院95サイトを対象にした調査で、67病院がウェブアクセシビリティ方針をサイト上で未掲載だったことが分かりました。調査は2025年8月4日~10月31日に、各サイトで公開情報の有無を目視確認して実施されています。背景には、総務省の「みんなの公共サイト運用ガイドライン(2024年度版)」で公的機関の対応が「責務」とされる一方、病院側の対応が追いついていない現状があります。方針や試験結果を掲載している病院でも、初回公開から更新が止まっていたり、対応範囲や目標適合レベル(例:WCAG 2.1 AA)など必須項目が欠ける例が多いといいます。ガイドラインに沿う「取組確認・評価表」まで公開していたのは佐世保市総合医療センターの1病院のみでした。今後は、方針の明文化と継続更新、達成基準の明記、試験結果の定期公表が進むかが焦点です。
【調査情報】
調査名:全国自治体病院ウェブアクセシビリティ対応調査
期間:2025年8月4日~2025年10月31日
対象:自治体運営で500床以上の病院サイト95件
調査結果詳細:https://www.asobou.co.jp/web-accessibility/hospital/
source: PR TIMES
