機能性ペプチド「SR-0379」の皮膚潰瘍向け追加第Ⅲ相臨床試験(SR0379-JP-SU-02)で、被験者登録が目標142例の半数となる71例に到達しました。開発は日本で塩野義製薬とファンペップが共同で進めています。SR-0379は20個のアミノ酸からなるペプチドで、傷の治りを促す血管新生や肉芽形成に加え、抗菌活性も持つ点が特徴です。常温保存可能なスプレー剤として1日1回投与でき、褥瘡や糖尿病性潰瘍など幅広い皮膚潰瘍での使いやすさも見込まれます。先行する第Ⅲ相(01試験)では、潰瘍サイズ(長径×短径)36cm2未満の集団で主要評価項目「外科的処置に至るまでの日数」の統計学的有意な改善が確認され、治験薬と因果関係がある有害事象はなかったとされています。02試験はプラセボ対照の二重盲検比較で、同条件(36cm2未満)の患者を対象に28日間投与し有効性と安全性を検討します。今後は登録完了と評価の進展が焦点となります。

source: PR TIMES

Share.