認定NPO法人瀬戸内オリーブ基金は11月8日、岡山国際交流センター(岡山市)で設立25周年式典を開き、豊島事件の教訓を次世代へ伝える「環境教育宣言」を公表しました。会場には豊島住民や行政、企業、教育機関など71人が参加しました。基金は2000年、香川県豊島の産業廃棄物不法投棄「豊島事件」を契機に設立され、植樹などの環境再生活動を進めてきました。式典では香川県知事・池田豊人氏らの祝辞、建築家・安藤忠雄氏や支援を続けるファーストリテイリングの柳井正氏のメッセージが紹介され、「支援を継続する重み」が焦点となりました。記念講演では環境データを市民に伝える「通訳者」役の重要性などが語られ、今後は「美しい島から学びの島へ」として体験型の環境学習を軸に企業・学校・地域をつなぐ役割を強める方針です。あわせて大創産業とオリーブオイル活用の商品開発、資料集編纂の進捗、新ロゴも示され、次の25年は教育連携の拡大が課題となります。

【イベント情報】

瀬戸内オリーブ基金25周年記念式典(開催日:2025年11月8日、会場:岡山国際交流センター8階イベントホール、時間:14:00~16:15)

source: PR TIMES

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