医師監修のオンライン診療アプリ「みてねコールドクター」の累計ダウンロード数が60万件を超え、2025年11月以降は全国的なインフルエンザ流行を背景に診察件数が前年同月比で約2倍になりました。運営する株式会社コールドクターが2025年の利用動向と機能改善をまとめた年次レポートで示しました。春先は花粉症相談で受診が増え、夏は大規模流行がない一方でリンゴ病や手足口病の診察が前年より増加し、小児の感染症対応でオンライン診療の利用が広がったといいます。利用者は10歳未満が6割以上で、30〜40代も2割超となり、子どもの受診をきっかけに保護者へ利用が波及した傾向がみられました。機能面では、1月に登園許可証のオンライン発行、7〜11月に千葉・埼玉・愛知・福岡でこども医療助成制度を事後還付手続きなしで使える仕組みを順次拡大し、10月に時間指定、12月にサポートチャットを導入しました。今後は助成制度対応地域の拡張や、子育て世帯の受診導線の整備が利用増の鍵となりそうです。

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