株式会社MIRU-eは12月26日、eスポーツ観戦に特化したVTuberプロジェクト「MIRU-e(ミルイー)」の第1期生オーディションを開始しました。応募期間は2025年12月26日から2026年1月31日までです。合格者にはLive2Dモデルなどのキャラクター提供や配信機材の貸与制度(ネット回線除く)、固定給とインセンティブを組み合わせた報酬体系を用意します。
同プロジェクトは「日本におけるeスポーツ観戦文化の醸成」を掲げ、配信をゲーム実況にとどめず、試合と観客をつなぐ役割を担うとしています。League of Legends(LoL)などのMOBA(複数人数で陣地を攻略する対戦ゲーム)への理解や熱量を重視し、配信経験の有無よりも「観戦文化を一緒に作りたい」という意志を評価する方針です。応募資格は18歳以上の女性で国内在住、LoLまたはMOBAのプレイ経験があり、合格後に専属契約(業務委託)を結べることなどが条件です。
運営側は、勝敗だけでなく選手やチームの努力、挫折や歓喜といった「物語」を届けることで、観戦そのものがエンターテインメントとして自立する環境づくりを目指すと説明しています。今後は第1期生の活動内容や配信展開が、国内のeスポーツ観戦層拡大にどこまでつながるかが焦点になりそうです。
