ineRobo(福岡県宗像市)は2025年12月、テムザックが生産する「ロボット米」を加工した米粉「雷粉(らいこ)」のEC販売を開始しました。販売はECプラットフォーム「Stores」上の公式サイトで行います。中山間地域では農業従事者の高齢化や後継者不足が進み、小規模で分散した圃場では大型機械への投資が難しい状況です。同社は、現場に適した小型・低コストのロボット活用が有効だとして、ロボットと運営プラットフォームを組み合わせたソリューション提供を構想しています。雷粉は国産米100%で、米粉専用品種「ミズホチカラ」「笑みたわわ」を使用します。用途はミズホチカラが天ぷらやピザ向け、笑みたわわが菓子向けと説明しています。グルテンフリーの米粉は小麦代替需要も見込み、今後はECを起点に業務用供給の検討やレシピ提案、SNS・ブログでの情報発信を通じて消費拡大を図る方針です。

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