株式会社タクティカート(東京)は、出演依頼、契約確認、イベント情報共有、当日連絡、終演後の請求・謝礼支払いまでを単一のオンライン上で扱うプラットフォーム「Casticart(キャスティカート)」を正式に提供開始しました。分散しがちな制作業務を統合し、運営者とアーティスト双方の事務負担を減らす狙いです。
従来は、依頼はメール、契約は紙やPDF、スケジュールは別ツール、報酬処理は経理といった形で情報が点在し、確認漏れや連絡の遅れが起きやすい課題がありました。Casticartは依頼の承諾・辞退や契約内容の確認を一画面で行い、会場情報やタイムスケジュール、必要資料を集約。運営チームとのリアルタイムチャットで変更点を即時共有し、終演後は終了報告から請求書提出、口座情報管理までを一本化します。
同社は約6年展開してきたエージェント、オーケストラ、ソリューション各事業の業務基盤として内製開発し、属人性の抑制と運用の拡張性を目指すとしています。今後は音楽以外に演劇やトークイベントにも対象を広げ、AIによる業務自動化も視野に機能拡張を進める方針です。

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