千葉県松戸市の常盤平エリアで地域の居場所「はれの日サロン」を運営するアイビスティ有限会社が、施設側の都合で移転を迫られ、活動継続が難しくなる可能性があるとして支援募集を始めました。サロンは運営6年で参加者は約750人に広がり、2025年6月30日公表のWHO(世界保健機関)の孤独・孤立対策報告書でも日本の事例として紹介されています。
同社によると、サロンは「第2のわが家」を掲げ、健康づくりの体操や講座、共食による低栄養予防と孤食対策、認知症予防の学びと交流、スマートフォン活用などのデジタルデバイド(情報格差)対策、日常的な交流による孤独・孤立対策を一体的に実施してきました。背景には、団地地域の高齢化が進む同エリアで、見守りやつながりの場が求められていることがあります。
支援策として、同社は2025年1月下旬にクラウドファンディングを開始する予定です。支援方法や最新情報はLINE公式アカウントで案内するとしており、移転後も地域の拠点機能を維持できるかが今後の焦点になります。
