アセットマネジメントOneは2025年12月29日、日本国債を投資対象とするアクティブETF5本を新たに設定し、2026年1月20日に東京証券取引所へ上場予定だと明らかにしました。銘柄コードは492A〜496Aで、同社にとって初のアクティブETFになります。商品は高クーポン(利率の高い利付国債)に着目するタイプ1本と、残存期間(テナー)を1〜3年、3〜7年、7〜10年、17〜20年に分けた4本で構成します。同社は、高クーポンと特定年限に焦点を当てた日本国債ETFのラインアップは国内初だとしています。背景には、日銀がマイナス金利政策を終了した2024年3月以降、金利が上昇局面に入り日本国債への関心が高まっている点があります。一方で国内上場の日本国債ETFは限られ、同社調べでは2025年11月末時点で3本にとどまるといいます。運用はアクティブ型ながら、投資家が使いやすいようシンプルなルールベース戦略を採用する方針です。今後は、金利環境の変化に応じた国債投資の選択肢として、売買動向や資金流入、同種ETFの拡充につながるかが注目されます。
