佼成出版社が運営する「ちえうみPLUS」は12月29日、臨川書店の学術書を電子化し、章・論考単位で購入できる「電子書籍・単話版」の取り組みを紹介するインタビュー記事を公開しました。制作は電子書店「ちえうみ」が協力し、必要な部分だけ入手できる導線を整えます。記事では、仏教研究者の亀山隆彦氏が、学術情報への到達性を高める狙いを語っています。学術書は紙のまとまりでの流通が中心で、参照したい章が一部でも全体購入が前提になりやすい点が課題でした。単話版はこの「必要箇所へのアクセス」を意識した提供形態で、まずは臨川書店の一部タイトルで展開します。また、ちえうみでは臨川書店の電子書籍を対象に30％OFFフェアを実施し、個別の電子版発売に連動した紙版割引も用意します。今後は対象作品の拡大や、研究・学習用途での利用定着が進むかが焦点になりそうです。【商品情報】
ちえうみPLUS インタビュー記事「『電子書籍・単話版』という選択肢——亀山隆彦氏と臨川書店が挑む、学術出版の新たな形」https://chieumiplus.com/article/20251229
