福井県鯖江市とあわら市の現職市長2人が、温泉旅館「グランディア芳泉」の若旦那と同一のショート動画に出演し、動画とSNSを軸にした新春観光プロモーションを始めました。自治体トップが民間事業者と一体で登場する形は異例で、動画公開と連動したInstagramキャンペーンも実施します。企画は「共創型・参加型」を掲げ、行政主導の一方向PRでは届きにくい層への接触を狙います。背景には、人口減少や観光地間の競争、情報過多の中で発信が埋もれやすい課題があるといいます。キャンペーンの当選者は計3人で、鯖江市長セレクトの眼鏡(またはサングラス)と「ローヤルさわやか」5本セットが1人、眼鏡商品券3万円分が2人です。応募はInstagramで2アカウントをフォローし、対象投稿にコメントする方式で、締切は2026年1月15日23時59分、当選連絡は同2月上旬にDMで行う予定です。今後は鯖江のものづくり・眼鏡と、あわらの温泉観光を掛け合わせ、市域を越えた送客や関係人口の拡大につながるかが焦点になります。
