東京シティ競馬(TCK)所属のディクテオン(セン7、荒山勝徳厩舎)が2025年12月29日、大井競馬場の東京大賞典(GⅠ)を制し、2着の1番人気ミッキーファイトをクビ差で差し切りました。地方馬の同レース優勝は20年ぶりで、TCK所属馬としては1993年ホワイトシルバー以来32年ぶりです。レースは直線で外へ持ち出して伸び、矢野貴之騎手とのコンビで接戦を制しました。ディクテオンは9月のコリアカップ(G3、韓国)を地方所属馬として初めて勝った実績があり、国際舞台での勢いを国内GⅠでも示しました。荒山勝徳調教師は騎手時代の東京大賞典勝利に続く「騎手・調教師のダブル制覇」を達成し、父・荒山徳一調教師(ホワイトシルバー)と合わせた親子制覇にもなりました。さらにこの勝利で荒山調教師の大井開催年間勝利数は75勝となり、年間最多勝記録に並びました。今後は短期放牧を挟み、ドバイ遠征を目標に調整が進む見通しです。
