FoRが20〜60代女性99人に調べたところ、年末のご褒美コスメは「スキンケア」と「リップ・アイメイク」がいずれも約3割弱で上位でした。調査期間は2025年12月12〜19日で、回答者は30代が44.4%と最多です。

購入頻度は「月1〜2回」が約5割、「季節ごと」が約4割でした。クリスマスコフレは「数回購入経験」が約7割で、「毎年購入」は1割未満にとどまり、恒例行事というより内容次第で選ぶ商品像がうかがえます。購入・検討理由は「限定デザイン」が約4割で最多一方、選ぶ際に最も重視する点は「中身の豪華さ」が約4割とされ、見た目の特別感に加えて価格に見合う“納得感”が判断軸になっています。満足度が高かったブランドはDior、JILL STUART、コスメデコルテが上位でした。

コスメ福袋は「数回購入」が約4割、「購入したことはない」も約4割で拮抗しました。購入理由は「お得感」52.5%が最多で、「中身が公開されていて魅力的」14.2%が続きます。自由記述では、非公開で当たり外れが大きいことや色物が合わない不満があり、実用性が高く無駄の少ない構成が評価されました。

年代別では、20代はポイントメイクが中心(4割超)なのに対し、30〜40代はスキンケアや美容家電など“底上げ投資”が目立つと整理されています。今後は、限定性だけでなく中身の可視化や使い切れる設計をどこまで提示できるかが、年末商戦の購入後満足を左右しそうです。

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