岡山大学の週次分析によると、12月15日現在の岡山県内の新型コロナ感染状況は「レベル1(感染者数は一定程度にとどまっている)」が継続し、定点当たり患者報告数は1.48人に低下しました。評価は前週(12月8日)と同じです。
同分析は、岡山県が公開する患者報告数や医療提供体制のデータを整理し、専門家が解説を付したものです。5類移行後は、流行状況の比較に「定点当たり患者報告数」を用いて評価しています。全国的にも感染者数は一定程度に落ち着いているとの見方を示しました。
一方、COVID-19による入院患者は継続的に発生しているとし、重症化リスクが高い人では早期診断・早期治療が重要だと指摘しました。また県内では季節性インフルエンザが流行し、警報が発令中で、定点当たり報告数は45.92人です。伝染性紅斑の流行にも触れ、状況に応じたマスクの適正使用や換気の徹底を呼びかけました。今後も週1回程度の更新で県内状況の提供を続ける予定です。

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