全国に点在するオルタナティブなアートスペースや芸術活動を“だいたい”地図化する「daitai art map」が第2弾アップデートを公開し、栃木、奈良、鳥取、山口などのArt Activity情報を新たに追加しました。企画運営は卯城竜太さん、池田佳穂さん、長谷川知栄さんの3者で、アートに限らず地域・社会の多様な実践も扱う点が特徴です。更新では、2025年6月14日に東京都墨田区のスペース「京島駅」で実施したローンチイベントの座談会レポート前後編も掲載し、全国から集まったリサーチャーが地域課題や「代替/大体」といった多義的な捉え方を議論した内容を公開しました。さらにArticleとして、近現代日本美術史を専門とする阿部優哉さんの論稿を新規掲載し、過去と現在、地域と地域を接続する視点を提示しています。運営側は2025年を「始動の年」と位置づけ、2026年は「地図から対話へ」を掲げて地域横断の対話と共創を進める方針です。
