New Commerce Ventures株式会社(東京都品川区)は、2025年に注目を集めた海外のコマース/リテール関連スタートアップ100社超をまとめた事例集「Commerce Startup Funding 2025」を無料公開しました。資金調達や事業成長が目立った企業を、トレンド別に整理している点が特徴です。
同社は、コマース/リテール領域の動向を把握しやすい形で提示することで、起業家や事業会社の新規事業開発担当者などの意思決定・情報収集を支援するとしています。2025年版は発行4年目で、AIの進化により「AIが提案する」段階から「AIが実行する」段階へ移行しつつあるという見立てを示しました。ここでいう「AIエージェント」は、タスクを自律的に実行する仕組みを指し、決済、データ、運用、現場といった周辺基盤の重要性が増していると説明しています。
事例集は、AIエージェント、toCプラットフォーム、D2C、マーケットプレイス、バーティカルPF(業界特化OS)、サプライチェーンDX(リテールテック関連/EC関連・特化)の7テーマで分類し、テーマ内も事業モデル別にサブカテゴリ整理したといいます。今後は2026年に向け、国内外の起業家や事業会社との連携・出資を進め、新たなマーケット創出を目指す方針です。
