2025年12月31日放送の第76回NHK紅白歌合戦で、視聴者が最も画面に視線を向けた歌手パフォーマンスはAKB48の「20周年スーパーヒットメドレー」だった。人体認識技術でテレビ視聴時の“注視”を測るREVISIOの分析によると、注目度は73.8%で、上位5シーンの首位となりました。注目度は「テレビの前にいる人(滞在者)」のうち「画面を注視していた人(注視者)」の割合です。
分析はNHK関東の地上波放送を対象に、個人全体の毎分データを用いて集計し、歌手によるパフォーマンスシーンに限定してランキング化しました。審査シーンやトーク、企画VTRなどは集計対象外です。番組は「つなぐ、つながる、大みそか」をテーマに、司会を有吉弘行、綾瀬はるか、今田美桜、鈴木奈穂子アナウンサーが務めました。
1位のAKB48(21:18~21:22)は結成20周年企画として、レジェンドOG8名と現役メンバーが「フライングゲット」「ヘビーローテーション」など4曲を披露し、前田敦子と大島優子の登場(テレビ共演は9年ぶりと説明)が視線を集めたとされます。2位は矢沢永吉(21:57~21:58)で注目度70.6%。13年ぶりの出場で、最新曲「真実」後の照明暗転を挟むサプライズ演出やマイクスタンド・アクションが要因と分析されています。3位は米津玄師(23:01~23:02)で69.1%。劇場版『チェンソーマン レゼ篇』主題歌「IRIS OUT」のテレビ初披露に加え、幻想的な演出や「レゼダンス」と称される動き、紅白初出場のHANAとのコラボが注目点とされました。4位は連続テレビ小説『あんぱん』スペシャルステージ(21:09)で68.8%、出演者と『それいけ!アンパンマン』キャラクターが参加し「手のひらを太陽に」などを合唱。5位はMrs. GREEN APPLE(23:31)の「GOOD DAY」で68.2%と、深夜帯でも高い注目度を記録したといいます。
REVISIOは今後、ドラマやバラエティ、スポーツなども同様の注視データで分析し、番組の見られ方を紹介していく方針です。注視という行動データの蓄積が進めば、演出や編成の検証指標としての活用範囲が広がる可能性があります。
