商船三井グループのダイビル(大阪市北区)は、英国ロンドン・シティ中心部のオフィス・商業ビル「Warwick Court(ワーウィック コート)」の持分を過半数取得しました。取得比率は過半数とし、金額などの条件は明らかにしていません。
同社にとって英国での投資は、2025年6月に取得した「Capital House」に続く2件目です。対象のWarwick Courtは、国際金融街として発展してきたロンドン・シティの中心に位置するハイグレード物件で、テナント需要が見込める立地と位置づけます。
ロンドンのオフィス市場は流動性と透明性が高い「コア市場」とされ、世界の投資資金が集まりやすい点が特徴です。商船三井はBrexit後もロンドン・シティの国際金融センターとしての地位は変わらず、安定した需要が続くとの見方を示しています。
今回の取得は、経営計画「BLUE ACTION 2035」で掲げる、海運市況の変動に左右されにくい非海運型・安定収益型事業の比重拡大に沿う動きです。ダイビルの不動産運営ノウハウと、商船三井の海外ネットワークを組み合わせ、英国での投資機会を広げる方針で、今後も同様の案件が増える可能性があります。
