エムティーアイとOcean Network Express(ONE)は2025年12月、ベトナム・ホーチミン市にAI活用によるDX推進を目的とした合弁会社「QUAVEO Company Limited」を設立しました。資本金は160万USDで、出資比率はエムティーアイ51%、ONE49%です。海運オペレーション最適化や顧客対応の自動化などを主軸に、業務の効率化を狙います。
ONEは世界120カ国超を結ぶコンテナ輸送を手がけ、260隻以上のコンテナ船を運航しています。海運業界では、効率化に加えて安全性、労働力不足、脱炭素化への対応が求められ、AI導入による競争力強化の必要性が高まっています。QUAVEOは、配船計画や設備稼働、物流プロセスの最適化、問い合わせ対応の自動化、AIエージェントによる定型業務の自動化支援、AI人材育成を進めます。
また、概念実証(PoC)にとどまらず実運用を重視し、生成AIやLLM(大規模言語モデル)を迅速に適用する体制を整えるとしています。将来的には流通・製造業など海運以外の業界にもAI受託開発やデータ活用支援を広げる方針で、導入実績の積み上げが他業界展開の鍵になりそうです。
