NPO法人棚田LOVERS(兵庫県市川町)は2026年3月8日13時から、棚田と生物多様性、企業・専門家との連携をテーマにした「棚田LOVERS 活動報告・交流フォーラム」を市川町の古民家「しろめて」で開きます。会場とZoomの併用で、参加費は無料、申込締切は3月7日12時です。棚田保全が地域の将来にどう結び付くかを、調査結果や実践例とともに共有します。

棚田は食や農を支える一方、草地・水路・ため池などが連なることで多様な生物のすみかになりやすい環境です。しかし高齢化や担い手不足、圃場整備の進展などを背景に、維持が難しくなる地域もあります。フォーラムでは、棚田・里山の生物多様性に関する講演に加え、企業の保全活動、プロボノ(専門職による無償支援)を含む地域支援の事例を扱い、保全の担い手づくりを議論します。

プログラムには、兵庫県立大学名誉教授の中瀬勲氏による基調講演のほか、水生生物の調査報告などが予定され、「保全されている棚田の方が植物数が多い」といった結果も共有されます。現地参加者向けに棚田見学や植物・ため池調査の解説も実施し、「生物多様性棚田活動戦略(改訂版)」の発表も行います。環境大臣賞優秀賞と地域づくり活動賞の受賞を記念した位置付けで、今後は連携組織の拡大や、活動の標準化を通じた継続的な保全モデルの形成が焦点になりそうです。

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