コレックホールディングス傘下でメディア運用を担うサンジュウナナドは、生成AIを使ってWebメディアの設計、コンテンツ制作、デザイン、コーディングなど開発工程の高度化と迅速化を進めるプロジェクトを開始した。対象工程の一部をPoC(実証実験)として先行テスト運用し、制作効率と品質の両立を検証する。
同社は市場環境の変化に素早く対応できる開発体制を課題としてきた。そこで、生成AIを既存の制作体制を補完する手段として位置づけ、柔軟で効率的な開発フローへ見直す。コンテンツ領域ではChatGPTやGeminiなど複数ツールを比較し、企画案整理、構成作成補助、調査項目の洗い出し、原稿校正支援などの活用を想定する。
一方、開発・デザイン領域ではデザインカンプからのコード生成補助、定型HTML/CSS/JavaScriptの記述支援、デバッグ効率化などを検証し、コーディング工数の削減とUI/UX改善の検討時間確保につなげる。効果はリードタイム、生産性、コスト構造への影響で評価し、結果に応じてツールや運用を見直す。品質低下を防ぐため評価基準を策定し、事実確認や表現の適切性、コードの安全性・性能は人が確認する方針だ。今後、先行テストの知見を基に適用範囲を段階的に拡大する見通し。
