CAICA DIGITALは、子会社のネクスと進める「Web3型IoT統合ソリューション構想」で、フェーズ2(5G RedCap/MQTT対応)のPoC(概念実証)を完了しました。物流・倉庫環境を想定し、環境センサの通信頻度を定期10分間隔から1分間隔、イベント通信は10秒間隔へ引き上げ、リアルタイム処理と負荷を検証しています。エッジ(MEC)とクラウドの役割分担も確認し、エッジ側はNode-REDで即時判断と通知、クラウド側はAWS IoT CoreとDynamoDBでルール処理と長期保存を担いました。HTTPからMQTT(軽量なIoT向け通信方式)へ移行し、5G RedCap(低消費電力・低遅延を狙う5G規格)利用時も実証環境でデータ送受信に支障がないとしています。ユースケースでは温度が閾値10℃を超えた際のSlack通知が正常動作し、データはDynamoDBにimeiをプライマリーキー、timeをソートキーとして蓄積しました。一方で国内主要キャリアの5G RedCap商用提供が限定的な点を課題に挙げます。今後は2026年1~2月予定のフェーズ3で、車両・デバイスへ分散型ID(DID)を付与し、ブロックチェーン上の認証連携による「信頼できる接続」や企業間連携の高度化、商用化を見据えた統合検証へ進む計画です。
