フジテコム(東京都千代田区)のクラウド型IoT遠隔漏水監視システム「リークネッツセルラー LNL-C」が、東京都主催の「Tokyo Social Innovation Tech Award 2025」で優秀賞を受賞しました。137件の応募から選定され、老朽化が進む水道管路の漏水事故を未然に防ぐDX(デジタル技術による業務変革)手段として評価されたとしています。授賞式は2026年1月8日に、イベント「TOKYO DIGICONX」会場内で行われました。

同システムは、水道管に設置したIoTセンサで漏水時に生じる微小な振動を日次で計測し、クラウドへ送信します。独自アルゴリズムとAIを組み合わせた「ハイブリッド判定」で漏水の可能性を判断し、漏水と判断した場合はスマートフォンやPCへメールやSNSで通知して、兆候段階での現場対応を促す仕組みです。人手による巡回や点検の合間に生じる「調査の空白期間」を補い、点検の省力化や調査エリアの優先順位付けにもつなげる狙いです。

審査委員会の総評では、日経クロステック先端技術編集長の高野氏が、AIによる高精度な漏水検知と予防保全(故障前の兆候で手当てする考え方)の実現が、水道管路というインフラ維持管理の社会課題解決に貢献する点を評価したとされています。今後は、自治体や事業者が老朽管対策を進める中で、日常監視データを活用した維持管理の高度化や、運用現場での導入拡大が進むかが焦点になります。

【イベント情報】
TOKYO DIGICONX
2026年1月8日(木)~1月10日(土)
東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場無料(来場登録制)
詳細 https://xr-meta-biz.tokyo/

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