兵庫県に本部を置くNPO法人DAREDEMO HEROは、フィリピンで続ける長期教育支援の対象者から、団体として初めて看護師資格取得者が生まれたと明らかにしました。支援を受けた本人は現在、医療現場で働きながら、将来的に医師を目指して学習を続けています。対象者は貧困層出身で、進学が難しいとされる環境にありましたが、継続的な教育支援と生活面の伴走により就業に至ったということです。一方、同団体はフィリピンの医学部進学の費用負担の大きさを課題として挙げます。私立医学部では学費や生活費などを含め4年間で約210万〜220万ペソ(約500万円前後)が必要となる例があるのに対し、一般的な労働者の4年間の収入合計は約60万ペソ(約140万円)程度とされ、差が大きいと説明しています。医師不足による地域医療への影響にも触れ、地域によっては医師1人が数万人を診る状況があるとし、企業・個人の大口かつ継続的な支援が人材育成につながる「投資」になり得るとして協力を呼びかけました。今後は教育支援を継続し、支援の裾野拡大を図る見通しです。

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