子育てマップアプリ「iiba」を開発・運営する株式会社iiba(東京都港区)は2026年1月13日、東京都主催の「スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)令和7年度短期集中コース」に採択されました。東京都による経費支援は最大約1,000万円程度で、同社は都内で「子育て支援DXの実装モデル」の確立を目指します。
PoC Ground Tokyoは、社会課題の解決につながるスタートアップの実証(PoC)を支援する東京都のプログラムです。iibaは支援を活用し、マイナンバー連携を用いて子育て支援情報と電子バウチャーを統合し、検索や申請手続きをしなくても対象支援を受け取れる仕組みの検証に取り組む計画です。
背景として、自治体の子育て支援制度や給付は種類が多く、保護者側では「制度が分かりにくい」「対象判断が難しい」「申請の手間が大きい」といった理由で活用が進みにくい状況があると同社は説明します。特に東京都は子育て世帯数が多く制度類型も多いため、保護者の負担に加え、行政側でも給付管理や問い合わせ対応などの業務負荷が課題になり得るとしています。
今回の検証では、社会実装に向けた技術面・制度面の実現性、ユーザー体験(UX)と運用フロー、事業化に向けた収益モデルとデータ連携モデルの3点を都内で確認する方針です。検証結果を踏まえ、支援の取りこぼし防止や行政業務の効率化、地域事業者での消費創出といった効果をどこまで具体化できるかが今後の焦点となり、他自治体への展開可否も客観的に判断されていく見通しです。
