千代田区と千代田エコシステム推進協議会(CES)は2026年3月12日、区内の中堅・中小企業の経営者らを主対象に「千代田区 経営戦略フォーラム」をワテラスコモンホール(千代田区神田淡路町)で開きます。参加費は無料で定員は80人、申込締切は2月28日です。脱炭素を「目的」ではなく、経営力強化や生産性向上につなげる手段として捉える戦略を議論します。

当日は独立研究者・著作家の山口周氏が、競争優位の観点から「長期的に価値を生み出す事業を問い直す」視点を提示します。続いてサステナビリティ・ビジネス戦略家の磯貝友紀氏が、海外の先進事例を踏まえ、企業収益と両立させる実装方法を解説します。サステナビリティは環境配慮に加え、事業を長く成り立たせるための経営の考え方を指します。

後半のパネルディスカッションには両氏のほか、上野硝子工業の上野象平氏、三葉ホールディングスの長船美和子氏が登壇し、「千代田区企業の脱炭素経営による勝ち筋」や中堅・中小企業の成功事例をテーマに意見を交わします。閉会後は約30分のネットワーキングも予定されています。

本取り組みは、環境省の「地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」で都心型モデルとして全国で唯一採択された枠組みの一環です。千代田区は都市型の地域アライアンスを通じ、区内企業の共創や伴走支援につなげる考えで、今後は支援策の具体化と参加企業の裾野拡大が焦点になりそうです。

Share.