企業研修を手がけるリスキル(東京都新宿区)は、過剰在庫と欠品リスクの低減を狙う新メニュー「在庫適正化研修」の提供を始めました。研修は想定6時間で、在庫データを基にしたABC分析や安全在庫の算出、発注ルールの標準化を学び、在庫削減と欠品防止の両立を目指します。

過剰在庫は保管費や廃棄損に加え、資金が在庫に滞留してキャッシュフローを悪化させる一方、欠品は販売機会の損失につながります。現場では経験や勘に依存した在庫運用が残りやすく、担当者の判断に業務が偏る属人化が課題になりがちです。

研修では、商品を重要度で分類するABC分析(重点管理する品目を決める手法)で問題在庫を見つけ、需要変動とリードタイム(発注から納品までの期間)を踏まえた安全在庫の計算式を理解します。さらに発注点や発注量をルールとして明文化し、継続的に回すための在庫KPI設定や改善手順まで扱うとしています。実施は対面・オンライン・ハイブリッドから選べ、企業ごとのカスタマイズや人数変更も追加料金なしとしています。

今後は、各社の業種や品目特性に合わせた運用設計の定着度が成果を左右し、在庫最適化を起点に調達・生産・営業をまたぐ業務連携の改善へ広がるかが焦点になりそうです。

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