パレスチナ・ガザ地区で停戦が発効して約3カ月となった後も、停戦期間中に子ども100人以上が死亡したとユニセフ(国連児童基金)が明らかにしました。2026年1月13日、国連ジュネーブ本部の定例記者会見でジェームズ・エルダー広報官が報告し、「子どもの埋葬が続く停戦では不十分だ」と述べました。死亡は少なくとも男児60人、女児40人で、詳細が記録できた事例に限るため実数は増える可能性があるとしています。負傷した子どもも数百人に上る見込みです。エルダー氏は停戦後に爆撃や銃撃の頻度は減ったものの止んでいないとし、世界が「平穏」と表現する状況も他地域なら危機的とみなされると指摘しました。さらに、一部の必須医療物資や調理用ガス、燃料、飲料水設備や衛生機器の補修部品など生活必需品の搬入制限が続くと説明しました。一方、ユニセフは北部を中心に予防接種を含む基礎医療支援を拡大し、月約1,000トンのごみ除去、防寒用毛布約100万枚配布、栄養支援施設を70以上追加するなどの前進も示しました。今後は停戦履行の監視強化と人道支援アクセスの安定化、ガザ地区外への医療搬送の大幅拡大が進むかが焦点です。
【関連情報】
ユニセフ「ガザ人道危機 緊急募金」https://www.unicef.or.jp/emergencies/2023/gaza/
