畠山丑雄(はたけやま・うしお)さんの中篇小説『叫び』が第174回芥川賞を受賞しました。『叫び』は新潮社から2026年1月14日に発売され、判型は四六判変小のハードカバーで144頁、定価は1,870円(税込)です。作品は「戦後日本を問う現代小説」と位置づけられています。物語は、大阪府茨木市に移り住んだ早野ひかるが荒んだ日々の中で鐘の音に導かれ、生活保護を受ける男と出会うところから始まります。主人公は男を「先生」と呼び、銅鐸作りや茨木の来歴を学ぶ過程で、罌粟栽培と阿片製造が盛んだった地域史や満州へ渡った青年の記憶が重ね合わされ、令和と昭和の時間軸が接続していきます。芥川賞受賞で注目が集まる中、畠山さんは1992年大阪生まれで、2015年に「地の底の記憶」で文藝賞を受賞し、2025年には単行本『改元』(石原書房)が三島由紀夫賞候補となりました。今回の受賞を機に、同作の読者層拡大と、次作を含む戦後史をめぐる文学的議論の広がりが見込まれます。【商品情報】
書名:叫び
著者:畠山丑雄
発売日:2026年1月14日
仕様:四六判変小/ハードカバー/144頁
定価:1,870円(税込)
ISBN:978-4-10-356751-6
出版社サイト:https://www.shinchosha.co.jp/book/356751/

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