中小企業の情報システム担当者(情シス)102人を対象にした調査で、担当が「1人」の体制が55%を占めました。月の残業時間は「31時間以上」が33%で最も多く、少人数体制と長時間労働が結びつく実態が示されています。調査は2025年7月23日に、株式会社ウェヌシス(東京都港区)がインターネットで実施しました。担当人数は「2人」22%、「3人」12%と続き、情シスが限られた人員で運用を支える構図がうかがえます。課題(複数選択)では「業務量の多さ」53%が最多で、「知識が追いつかない」48%、「IT予算が足りない」37%、「他部門の理解がない」31%が続きました。強化したい分野は「セキュリティ」54%と「DX推進」52%が上位でしたが、キャリアパスは55%が「ない/不明確」と回答しています。一方で「評価されている」と感じる人は82%に達するものの、「辞めたいと思ったことがある/今も思っている」は55%に上り、社内評価と離職意向のギャップも浮き彫りになりました。企業ではセキュリティ対策やDX(デジタル技術で業務を変革する取り組み)の重要性が増す中、業務配分の見直しや育成・キャリア設計を含む体制整備が今後の焦点になりそうです。
