良品計画は、植物カポックの木の実由来繊維を使った衣料「木の実から作ったカポック混」シリーズ全24アイテムを、全国の無印良品店舗とネットストアで順次発売します。2026年春夏はデニムパンツやデニムジャケットに加え、シャツ、ワンピース、カットソーへ展開を広げます。
新たに軽くてやわらかい生地の「ライトデニム」「ライトツイル」を開発し、羽織りやすいシャツや軽やかなワンピースを投入します。カポックは繊維長が綿より短く、細い糸で柔軟性を出すと毛羽落ちが起こりやすいことが商品化の壁でしたが、改良を重ねたとしています。
また紳士向けでは、改良したカポック糸を用いたカットソーをシリーズ初として用意し、「Tシャツ以上・スウェット未満」の厚みとハリを特徴に挙げます。カポックは繊維が空洞で空気を含みやすく、寒い時は保温、暑い時は放湿に寄与すると説明しています。デニムの一部ではカポック混率を高め、綿100%を想定した場合と比べて約16%軽量化したとしています(同社比較)。
カポックは従来、枕やぬいぐるみの詰め物用途が中心でしたが、ポリエステル普及で需要が減った未利用素材でもあります。同社は2019年から衣料品・生活雑貨への活用を進めており、今後も未利用原料の利用拡大を通じて環境負荷低減につなげる方針です。発売時期や対象アイテムは店舗・ネットストアで順次拡大し、詳細は商品ラインナップ一覧で案内するとしています。
